●世界に目を向けても、熱帯雨林や亜寒帯林の消失と二酸化炭素の増加、これに伴う地球温暖化と海面上昇、オゾン層の破壊や酸性雨、海洋汚濁や放射能汚染など一向に回復の兆しがありません。
●21世紀のスタートにふさわしく、自分たちはもちろん、子や孫に安心で安全な地球環境を残す責任が私たち大人に問われているのです。
●こうした中で私たちは、北海道の小さな町・北檜山町で北檜山クリーンエネルギー研究会を立ち上げ、北海道大学をはじめとする全国の研究者や技術者の協力を得ながら、地域の風力や水力の基礎調査、風力と太陽光を活用したハイブリッド発電装置、既存の和式水車を利用した小水力発電施設などを自作するとともに、自然エネルギーセミナー・シンポジウムそしてワークショップを開催し、この過程で主として北海道内の自然エネルギー研究者や技術者、北海道内8つの自然エネルギー・クリーンエネルギー研究会とともに、北海道自然エネルギー研究会を発足させました。
●北海道は自然豊かな反面、雪や氷、河川や風などの自然に対して今日もなお悩まされつづけているという状況にあります。しかし、これは見方を変えると、豊富な自然エネルギーの反映にほかなりません。
●風も雪も、水も光も地域の財産ととらえ、これらの活用のため、私たちの経験とともに、全国の研究者・技術者の研究成果も含めて普及すべく『環境を守るための自然エネルギー読本』を準備しました。編集にあたり、私たちの手が届かない海洋深層水やクリーンエネルギーカー、燃料電池などについては、第一線級の研究者の方々から協力いただき、自然エネルギー全体を網羅することができました。
●私たち人類のエネルギー源が、近い将来自然エネルギーにその中心を置く日が来ることを願い、上梓いたします。
北海道自然エネルギー研究会 代表委員 新保金次郎
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