ブックレット発刊によせて >>>ユーラシアブックレットに戻る

 1989年1月、総合的なソ連研究を目的とした民間の研究所としてソビエト研究所が設立されました。当時、ソ連ではペレストロイカによる改革が進行中で、日本でも日ソ関係の好転のためにその改革に期待をかける人々が少なくありませんでした。しかし、ソ連再建を目指したペレストロイカの行き着いた先は、皮肉にもソ連崩壊でした。

 1993年、研究所はユーラシア研究所と改称し、主としてロシアをはじめ旧ソ連を構成していたユーラシア諸国についての研究と学術交流を引き続き行うとともに、「日本国民とユーラシア諸国民との相互理解と友好の発展」という観点から、ユーラシア諸国に関する正確な知識の普及に努めています。

この地域についての情報がまだまだ断片的で限られた分野のものにとどまりがちななかで、今回のブックレット発刊は、ロシア・ユーラシア諸国に関する多面的な情報を提供するだけでなく、日本ではあまり知られていないこの地域の広くて深い世界を楽しんでいただくことをも目的としています。読者のみなさんが、このブックレットをつうじてユーラシア諸国の隠れた魅力を発見してくだされば、と願っています。

 21世紀は、アジア・太平洋の平和的環境を恒常化し、日本とロシア・ユーラシア諸国の共生の条件を作り出す時代となるでしょう。その意味でも、2000年にこのブックレットを発刊する意味は大きいと自負しています。

ユーラシア研究所・ユーラシアブックレット編集委員会